新年の辞

新 年 之 辞

 

 

 

(大日蓮 平成31年1月号 第875号 転載)

 

 立宗767年の新春を迎え、御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの御事と慶賀の至りに堪えません。
 また、宗内僧俗御一同には、清々しく新年を迎えられ、決意も新たに、愈々の精進をお誓いのことと存じます。
 今、宗門は僧俗一致・異体同心し総力を結集して、来たるべき平成33年・宗祖日蓮大聖人御聖誕800年、法華講員80万人体勢構築の誓願達成へ向けて力強く前進しています。是れも偏に、全国の法華講支部の指導教師並びに講頭をはじめ講員一同の強盛なる信心の賜物と慶賀に堪えません。
 さて、本年は「勇躍前進の年」であります。予て私共が御宝前に誓った平成33年・法華講員80万人体勢構築の達成まで、愈々残り二年余。本年度の戦いは、全支部が折伏誓願達成を果たすために極めて大事な年となります。されば、各講中共に、
「異体同心なれば万事を成ず」(御書1389)
との御訓誡を心肝に染め、一人ひとりが誓願達成へ向けて断固たる決意を固めると共に、僧俗一致・異体同心の団結をもって、万難を排し勇猛果敢に折伏戦を展開していくことが肝要であります。
 法句経を拝しますと、
「我は象の闘うに箭に中るを恐れざるが如く、常に誠信を以て無戒の人を度す」
とあります。即ち、折伏に当たっては、如何なる困難・障礙を恐れず、真実にして誠実な心を以て、断固としてことに当たることが肝要であると仰せられているのであります。
 大聖人は『椎地四郎殿御書』に、
「大難来たりなば強盛の信心弥々(いよいよ)悦びをなすべし。火に薪(たきぎ)をくわ(加)へんにさか(盛)んなる事なかるべしや。大海へ衆流(しゅる)入る、されども大海は河の水を返す事ありや。法華大海の行者に諸河(しょが)の水は大難の如く入れども、かへす事とがむる事なし。諸河の水入る事なくば大海あるべからず。大難なくば法華経の行者にはあらじ」(御書1555)
と仰せられています。
 私共が正法正義に基づいて信心に励み、折伏を行じていけば、様々な難が惹起し、正法流布を妨げることは必定であります。将に、
「此の法門を申すに(中略)魔競はずば正法と知るべからず」(御書986)
であります。
 されども、この大難を打ち破らなければ、真の幸せを招来することは出来ないのであります。『御義口伝』には、
「末法に於て今日蓮等の類の修行は、妙法蓮華経を修行するに難来たるを以て安楽と意得べきなり」(御書1762)
と仰せられています。難を呼び起こし、その難を打ち破っていくところに、過去遠々劫からの罪障を消滅し、一生成仏を果たすことが出来ることを知るべきであります。
 今、宗門は総力を結集して、来たるべき平成33年・宗祖日蓮大聖人御聖誕800年、法華講員80万人体勢構築を目指して力強く前進をしております。この時に当たり、各講中共に、御宝前に誓った折伏誓願を必達し、以て仏祖三宝尊への御報恩を果たされますよう心から願い、新年の挨拶といたします。