日蓮正宗

大妙寺法華講の案内


法華講の名称の由来と目的について

熱原の三烈士 の碑
熱原の三烈士 の碑

法華講とは、正式には「日蓮正宗法華講」といい、総本山と末寺を外護し、広宣流布を目的として信行に精進するための組織です。法華講の名称は、末法の法華経、すなわち日蓮大聖人の仏法を信じて実践する人々の集まりをいい、大聖人御自らが付けられた名称です。弘安2年(1279年)10月12日、大聖人は熱原法華講衆が日興上人の指導のもと、身命に及ぶ迫害のなか、不退転の信仰を貫いたことに対し、出世の本懐として本門戒壇の大御本尊を建立されました。その脇書には、願主名として「法華講衆等敬白」と認められています。また日興上人のお手紙の中にも、「法華講衆」(佐渡国法華講衆御返事)と記されているように、宗門草創の時代から、本宗信徒は「法華講」と呼ばれているのです。

 以来、法華講は異体同心の信心を根本とし、正法護持・折伏弘通 の使命をもって邁進しているのです。

 

総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此(じたひし)の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり、然も今日蓮が弘通する処 の所詮是なり。若し然らば広宣流布の大願も叶ふべき者か。( 生死一大事血脈抄より )

 

友を得る

松栄れば柏悦(かしわよろこ)ぶ。芝かるれば蘭なく。

情なき草木すら友の喜び友の歎(なげ)き一つなり。(光日上人御返事)

 日蓮大聖人の御文がありますが、要約しますと「 松の木が栄えれば隣の柏の木も悦びます。芝が枯れてしまえば蘭も生息しません。情のない草木ですら、人間と同様に友とともに生きる悦び、悲しみを持っています。」まして人にとって共に喜び、悲しみを分かち合う友を持つことは得難いことですよ。っとお示しです。

 

善友との出会いはすべてに優れる

もしも汝が〈賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者〉を得たならば、あらゆる危難にうち勝ち、こころ喜び、気をおちつかせて、かれとともに歩め。( 法句経 )

 仏教は善友を得ることについて様々に教えられていますが友人関係について、どのくらいお釈迦さまが大切に考えておられたか、というエピソードがあります。

ある日、お釈迦様の側近であるアーナンダ尊者が、

「仏道というのは、たいへん頭の良い、自分を指導してくれる、仲の良い友人がいるならば、その友人の力で道の半分を達成できるだろう」

と考えました。そして、良いことを考えついたからお釈迦さまにお話ししようと思って、そのことをお話ししたのです。

するとお釈迦さまは

「その通りではありません。仏道は、善友に巡り会えたならば完全に成功しますよ。半分ではありません」とおっしゃったのです。

(善友がいること、善友と共にいること、善友と交わることが仏道の半分である。

その通りではない、アーナンダよ。善友がいること、善友と共にいること、善友と交わることが、仏道のすべてである。)

信仰に限らず人生において「友」との出会いは良くも悪しくも大きな影響をもつものです。だからこそ互いに善友なるべく励みたいものです。

異体同心で結びあい・励ましあい・分かち合う

 法華講に限らず


法華講の組織機構について

法華講の目的と機構 

 日蓮正宗法華講は、総本山と末寺を外護(げご)し、講員が互いに信行を深め、日蓮大聖人の教えを広宣流布していくために、日蓮正宗のなかに定められた信徒の組織です。このことは、日蓮正宗の宗制(第58条)に、

「本門戒壇の本尊を護持し、この宗の檀徒及び信と相互の信行増進及び大法広布を図るため、この法人に日蓮正宗法華講を置く」

と記されています。

 また、日蓮正宗の宗規(第157条)には、

 「日蓮正宗法華講は、本宗の寺院及び教会の檀徒及び信徒を総括したものをいう。

2,法華講は、総本山内に本部を置き、各寺院及び教会に支部を置く」と記されています。

 法華講本部の組織としては、信徒の中より、総講頭・大講頭が選ばれます。

 このように法華講は、日蓮正宗のなかにある信徒組織ですから、けして総本山や末寺から離れて存在するものではありません。

 

支部組織について 

 法華講の支部は、それぞれの寺院・教会を基盤として成り立っています。法華講員はすべて寺院・教会に所属し、住職・主管(指導教師)の指導のもと信心に励んでいきます。

 各支部の組織には、指導教師の承認を得て宗務院から認証された役員として、講頭・副講頭・幹事・会計がいます。さらに、組織を運営していくうえで、各部の役員や、講員間の連携をはかる役員がいます。

 それぞれの役員は、指導教師の適切な指導のもと、正法広布と支部組織の発展のために尽力しています。

 

法華講連合会について

 法華講連合会は、全国の法華講支部の連合体組織です。

 この法華講連合会は、

 1、総本山および末寺を厳護する

 2、日蓮正宗の教義を護持弘宣して、広宣流布達成に資する

 3、法華講支部の発展をはかる

 4、各支部講員の信仰増進に寄与する

ことを目的としています。

 この連合会は、各地方ごとに地方部が組織され、各支部から選出された理事や幹事によって運営されています。

 

入講にあたって

 日蓮正宗の信徒となった人は法華講に入講する手続が必要です。

入講の手続は、新入信者の場合は、所定の「御授戒願」「御本尊下付願」などを寺院に提出します。また再入信の場合は、「勧誡願」「誓約書」などを提出します。

 そして、指導教師や法華講の役員より、日常の信心のあり方や、法華講員としての心がまえについて説明を受け、自分の所属する組織の担当役員を紹介していただきます。

 また、機関紙の購読や講費の納入なども必要です。機関紙は、私たちの信仰を深めるためのものであり、講費は、法華講の運営や活動に充てられるものです。